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ブルックスくん
2月に追悼でご紹介しました、ブルックスくんのお母さんより、お便りをいただきました。
ふと気が付くとストーブの前に、ブルックスがいます。
あれ~ブル?身体は、焼いちゃった(火葬)はず。娘たち(注:現在二人の娘さんはお嫁さんに行っていません)を呼ぶとやっぱり、ブルだ!って、やけどをしないようソファーに連れて行ったけれど、ブルの身体は、動かず、足が伸びたまま……。ここで目が覚めました。
冬の朝は、長女とストーブの取り合いで、ストーブに近づきすぎて、しっぽの毛が焦げているのも気付かないブルとの暮らしは、笑いと驚きに満ちていました。
我が家に、ブルが来た時は、身体に触れず、バスタオルに包んで病院に連れて行ったのは、情けなかったなぁ…(予防接種で行ったのに病気と間違われた!)
飼いたいとねだった小学生の次女も中学生になると忙しくなり、散歩と世話は、いつしか私が担当に…(他のお家もみなさんそうです)
雨の散歩は、お腹も濡れるので面倒。(ミニチュアダックスフンドですからね!)
雪の散歩は、防寒をしっかり。でも、雪は食べるのに喜ばなくて、笑った。
洋服を着せると散歩(ウキウキ)私が上着を着ると留守番(ワンワン)
これがブルとの日常になっていきました。
娘達もスマホ片手に、ブルの周りに集まり、部屋にこもることも、反抗期も、なく(本人達いわく)過ごしました。
娘達は、ブルが来てから、16年の間に、次々と自立して家を出ていきました。
でも、お風呂から上がった時、トイレから出た時、ドアを開けると、ブルが必ずいる。
階段を上り下りも出来なくなったブル。老犬になって、ますます可愛い。
昨年の秋に里帰り出産で、小学生の時におねだりした本当の飼い主の次女が帰ってきて、ブルが生きていて待っていた、、と大喜び。その頃は、再会できた喜びか、なぜかすごく元気で、ブルとの日常が始まりました。
次女が無事出産、退院しました。一週間経った日の同じ月曜日の朝、ワンと鳴いて、彼女の前で倒れ、病院に連れて行きましたが、すでに意識は薄く……。
慌てて駆け付けた長女を待って、次第に意識が遠のき、天国に旅立ちました。
三月八日が誕生日、生きていれば17歳でした。娘の成長を見守り逝ったブルックス。
犬を飼って本当に良かった。
支えてくれたみなさんに感謝します。
夢で逢えたのは、追悼文のおかげかもしれません。ありがとうございます。
ブルックス君に会えないのも、飼い主さんにも会えないのが、すごく寂しいです。
でも、ブルックス君とは、また生まれ変わって、再会できるのを楽しみに待っています。
お手紙ありがとうございました。